ごきげんいかがですか。
豊作です。
もう十年以上も昔の話ですが、豊作は書店で働いていたことがあります。
社員で。
飲食業だとまかないがついたり、小売業は社員割引があったり、従業員だから受けられる特典ってあるじゃないですか。
書店にもやっぱりありまして。
この記事では、書店で働くことによって得することをお伝えします。
雑誌の付録が欲しい人が、なぜ書店で働くとよいかもご説明いたします。
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書店で働くことで得すること
再販制度で価格が守られている新刊本を割引価格で買える
新刊本は一定期間再販制度で値引きができないので、10%程度の割引ですが新刊本をよく買う人にとってはありがたい話です。
本が安く買えて、本に囲まれて仕事ができるので、書店でアルバイトをする人に本好きが多いのはうなずけますよね。
そして、もうひとつ
売れ残って返品する雑誌の付録をもらえる場合がある
これは、会社や店舗によってルールが違うので一概には言えませんが、
僕が働いていた会社ではOKでした。
書店で働いていたらよくわかりますが、雑誌や新刊書籍は基本的に委託販売なので、売れ残ったものは出版社に返品することができます。
雑誌の付録は雑誌と別でまとめて入荷するので、それをお店でセットして店頭に並べます。
そして売れ残った雑誌は、店頭から引いてきて、付録を外して雑誌だけを段ボールに詰めて出版社(正確には取次会社)に返します。
その際、付録を一緒に返品してもよいのでしょうが、とにかくかさばります。
本を返す際にはいかにたくさん段ボールに本を詰め込めるかみたいなところがあって(送料は書店持ちなので)、付録をつけた状態ですと詰め込める冊数が入らず、返品用の段ボールの箱数ばかりが増えてしまいます。
ですので付録は店舗で処分して雑誌だけ返品すればよいことになっています。
(ただし付録がメインの雑誌・ムックについてはこの限りではありません)
という理由から、雑誌から外した付録は店舗で破棄という形になるわけですが、店長判断で「もし欲しいものがあったらもって帰っていいよ」みたいな感じになります。
もしかすると会社として一切禁止されている会社もあるかもしれませんが、おおよその会社では黙認されているのではないでしょうか?
ですので、付録目当てで書店で働くというのもありなんです。
たかが付録のためだけに??とお思いでしょうが、
付録と侮る事なかれ!
なんですよ。
付録って雑誌の販売部数を左右する大事な販促の意味を持ちますから、出版社も必死に考えて付録を用意しているはずなんですよね。
だから実用的で使えるものって結構多いんですよね。
付録のクオリティもどんどん上がっています。
子どもがいる家庭なら、幼児向け・児童向けの付録を持って帰ると子どもに喜ばれるでしょう。
これは禁じ手ですが、もらってきた付録をヤフオクやメルカリなどで売るという不届き者もきっといることでしょう。
僕は遠い昔に働いていたので現在の状況はよく分かりませんが、そういった転売行為を取り締まるような対策を今の会社はしているんでしょうか?
働く時間帯によって付録をもらえるチャンスは変わる
これも働く書店次第ではありますが、返品をする時間帯というのが店によって違います。
書店というのは、朝入荷した雑誌や書籍を入荷検品をして、付録をはさんだり鮮度管理処理をして、店頭に品出しします。
そのため、朝に最もスタッフを多く投入します。
ですので、バックヤードでの裏方作業はここで行われることが多いのです。
返品作業もバックヤードで行われる裏方仕事ですので、朝の時間帯に出勤することで、返品の作業に携われる可能性が高くなります。
しかし逆に夜の時間帯には、翌日に発売になる雑誌の古いものを店頭から抜き取る作業があったりします。
このタイミングで返品を作る可能性もあります。
会社によってそのへんのオペレーションは違うはずなので、そこを把握することが大切です。
まとめ
書店で働くことで付録がもらえるってあまり知られていない気がします。
働くのは給料のためというのは大前提ですが、それ以外に働くメリットがあると俄然モチベーションが上がりますよね。
付録目的で職場に書店を選ぶ人はいないかもしれませんが、書店で本に囲まれて働くことは、常に新しい本との出会いがあって楽しいので、特に本好きさんにはとてもおすすめです。あなたも書店で働いてみませんか?
付録がもらえるかどうかは会社によって違うと思いますので、入社してからさりげなく聞いてくださいね。