1988年に公開されたヘヴィメタルのドキュメンタリー映画があります。
その名も「ザ・メタルイヤーズ」
LAメタル全盛の華やかな時代を追いかけたドキュメンタリー作品で、
当時の「セックスドラッグ＆ロックンロール」の雰囲気を少し味わえます。
ヘヴィメタルが好きな人なら、単純に楽しい映画です。
1980年代のアメリカのハードロックシーンを振り返るのにも最適です。
私は20歳くらいの時に一度この映画を見ました。
当時はLAメタルは華やかだなぁ、豪華なメンツが出ているなぁ、くらいの感想でした。
40歳を過ぎた今、
Huluで配信されているのをきっかけにもう一度見てみると、
ただのメタルドキュメンタリーだと思っていたこの作品から、
人生のヒントになる発見がいくつもありました。
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「ザ・メタルイヤーズ」とは
80年代アメリカのLAメタルに代表されるヘアメタル全盛期の時代。「
金と名声、セックス、ドラッグ＆ロックンロール
華やかな世界を夢見る若者やミュージシャンの姿を描いたドキュメンタリーで、
POISON
FASTER PUSSYCAT
LIZZY BORDEN
ほか
デイヴ・ムステインほかMEGADETHのメンバー
MOTORHEADの今は亡きレミー
KISSのポール・スタンレー、ジーン・シモンズ
AEROSMITHのスティーブン・タイラー、ジョーペリー
オジー・オズボーン
といった豪華なメンツが主にインタビューという形で出演しています。
メタル好きなら、この豪華な（まだ若き）出演者の姿を見るためだけでも、非常に楽しく見る価値があります。
インタビューの大半が女やグルーピーの話題と下ネタです。
ロックスターはいかに女にもてるかとかそういう話ばかりです。
しかし、
そんなゲスい発言のなかにも、大切なメッセージや生き方のヒントが隠されていました。
「ザ・メタルイヤーズ」から学ぶ、大切なメッセージ
「ザ・メタルイヤーズ」は、行動するために大切な２つの事を教えてくれます。
女にもてたい！が行動へと導く
基本的にメタルはモテない側の音楽という認識が強いと思います。
海外の映画に出てくるメタルの格好したキッズは、だいたいモテない象徴として扱われます。
また、目立たない・真面目・インドアなイメージがあります。
基本的には、その通りな気がします。
しかし、
「ザ・メタルイヤーズ」が取り上げている
LAメタル全盛期はメタルの歴史において異色な時代でした。
華々しいイメージ通り、メタルがモテる時代だったのです。
この映画では「女にもてたい」キッズがインタビューされています。
純粋そうなメタルキッズが「モテるからやってる」という発言に微笑ましさすら感じます。
ここ日本においても、
「女にもてたい」という理由で楽器やバンドを始めた男性は山ほどいるでしょうし、
いつの時代でも音楽をはじめるきっかけとしては万国共通です。
よく言われることです。
まず、
この邪（よこしま）な理由が、音楽を支えているという事実です。
行動する理由はなんだっていいということを教えてくれます。
邪な目的に向かって必死に努力し行動し続ける若者の姿に、
おじさんはどこかに置き忘れていった気持ちを感じるのです。
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根拠のない自信が行動へと導く
この映画を見ていると、インタビューされるキッズの発言に
いったいどこからこの圧倒的な自信が生まれるんだろう・・・
という疑問がわいてきます。
これは、海外のミュージシャンや有名人のインタビュー見ていつも感じることで、
つまりは国民性なのかもしれません。
自分は絶対にできるんだ、そんなの当たり前だろ。
というようなニュアンスのことを、ロックスターを夢見るキッズが言い放ちます。
それを聞いた私は、
何を根拠にそんな自信満々な発言ができるんだ！と思うわけです。
しかし、
どうせ自分にはできないから・・・
と、行動する前からあきらめて、自分の行動を制限してしまう。
こんな人は多いはずです（私を含めて）。
たとえ根拠がない自信だったとしても、
彼らのように自信を持つことで、この壁を乗り越える事ができるのであれば、
それは持つ価値が充分にあるのではないか、と思うのです。
この映画では、
頭が悪そうなチャラいヘアメタラー（←偏見）の自信満々の発言を聞くことで、
「自信がないから・・・」と行動できなかった人（私）に、
あ、もっと自分に自信を持っていいんだ。
ということを気づかせてくれます。
行動するきっかけを与えてくれる映画なのです（たぶん）。
少なくとも私には響きました。
まとめ
LAメタルのファッションや、当時の華々しさの一端を感じられる映画ですので、
メタルが好きな人には、是非見てほしい映画です。
基本的にこの作品は、メタルが好きではない人には見向きもされないと思いますが、
行動するための気づきを与えてくれる作品
ということなら、もしかしたら見たいと思う人が現れるかもしれません。
登場するメタルのレジェンド達からの、
ロックスターを夢見るキッズに向けた、成功するためのアドバイスも聞けます。
人知れず努力を重ねた
この「ザ・メタルイヤーズ」は、現在Huluで配信されています。
基本的に映画は1回しか見ない私ですが、この作品に至っては1年で10回くらい見てしまいました。
何度見ても面白いし、見るたびに気づきをもらえる映画です。
DVDレンタル店に行ってもなかなか見つからないタイトルが、
見放題の動画配信サービスに入っているのは、本当にありがたいです。
無料のお試し期間もありますので、よかったらHuluで見てみてください。
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